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2005年11月02日

対岸の彼女

角田光代さんの小説。
直木賞受賞作。

私には知りえない、
女友達の関係が生々しく描かれてる。

それでいて、どこか共感できるような不思議な感覚。
人間って見れば同じだし、
男と女って見れば別物なんだろうとか。
この親にして、この子ありとか。

ふと、そんなことを考えてみたりする。

そういえば、
「男友達の関係って単純でいいね。」って、
昔ある人が言ってたのを思い出した。
今、その人はどこにいるのやら・・・。

友達って何だろう?
大人って何だろう?
大切なものって何だろう?

・・・その答えは今も出ないでいる。

書店でね、
たまたま見つけたの。
角田光代さんの本をね。
「いつも旅の中」ってやつ。
旅行記のエッセイなんだけど、
一人旅であちこち行ってるの。
うらやましい。
旅に出たいなって思ってた頃に、
見つけてね、
ほぼ衝動的に買ったけど、
世界を巡ってみたいなって、
思える本だね。
いつか・・・、
そんな旅をしてみたい。
誰も賛同してくれないだろうけど。

あとは、
「しあわせのねだん」。
お金にまつわる話。
こっちもエッセイだけどね。
だけど、お金についてこんな風に考えることもなかったし、
目の付け所が違うねって、
素直に感動しちゃう。
やっぱりコスト意識は大切なんだろうねって、
思ったり、思わなかったり。
お金って大切なものなのに、
なぜか隠そうとするよね、日本人は。
(お金に限ったことじゃないけど。)
そういうのって実はあまりよろしくないんじゃないのかな?
オブラートで包みながらも、
意識させる必要があると思う。
(それが出来る自信はまったくないけど・・・。)

エッセイ2冊も買っちゃって、
小説も読んでみたいなって、
どうせなら直木賞取ったやつにしようって、
ミーハーなノリで、
買っちゃった。
でも、この人の作品、
私は大好きだよ。
もっといっぱい読みたいな。

良い作品に出会えたことに感謝しながら。

カテゴリー 日誌 : 投稿者 qs733 : 2005年11月02日 00:32

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